構造ブロックの見方
基本的な見方
分析結果左側に構造ブロックが表示されます。 構造ブロックは文章における役割ごとにブロックが分割して表示されます。
Her father bought a camera yesterday.
を解析すると次のように解析されます。
左側に“S”とついている“father”が主語、“Her father”が主語を含む句となります。 他のブロックも同様に、英語記号がついた単語がその役割を担う単語となり、それを含む句をブロックで表現しています。 役割は次のものがあります。
- S 主語
- V 動詞
- O 目的語
- C 補語
- M 修飾語
英語においては、文の中で動詞が最も重要です。主語(S)や目的語(O)は動詞から見て主語、目的語というように動詞から見た役割となります。 動詞が最も重要であるため、動詞を含むブロックは色を濃くしてわかりやすくしています。
ブロックは意味のあるまとまりで分割していますが、細かく分けるのではなく、S,V,Oなどの文における役割でまとめることを意識しています。
次の例だと、主語を含むブロックはかなり長めです。“hanging on the wall”も句としては分かれているのですが、主語を修飾している句なので主語の句に含めています。主語を構成しているのはどこだろうか。をまずパッと見てわかるようにしています。
複雑な文章
主語や動詞が1つずつではない複雑な文章もたくさんあります。 文法的には主語と述語を含むものを節と呼びますが、1つの文章が複数の節で構成されている場合、節ごとに色を変えることで理解しやすいようにしています。
重文
I graduated from college and I work for an insurance company.
複数の文章を接続詞でつなげた文章のことです。この場合次のように色を変えて表示されます。
従属節
He reached here after the sun had set.
after以下に主語(S)、動詞(V)を含む文章が形成されていますが、ここは別の色に変えています。 SやVも青字で表示されているものは青色のブロックの中での役割となりますので、sunはsetの主語です。
青色の先頭であるafterのところに赤色で“M”と記載されていますが、これは青色部分全体が、赤色の文章においてどのような役割をしているか。を意味しています。この例だと、青色部分は赤色の文章においてはMとなりますので、reachを修飾している。という意味になります。
関係節
関係節は従属節の中の一つですが、関係代名詞などを用いて元の文章の中にある先行詞を修飾するものです。
I bought a book which is written by Tolstoy.
関係節の場合は、先行詞に対して関係説と同じ色の●を付与することで先行詞を判別しやすくしています。